缶バッチの裏面の構造により製作単価も異なる

缶バッジを受け取った後には、もちろん何かにそれを装着する事になります。いわゆるカバンなどに缶バッジを固定している方々は多いです。ただし缶バッジを固定する方法と言っても、色々あるのです。基本的に大部分の缶バッジには、安全ピンが取り付けられています。画像がプリントされている裏面に対して、固定用の安全ピンが取り付けられているタイプが殆どです。もちろんその安全ピンをカバンに刺した上で、缶バッジを固定する事になります。

しかし、人によっては安全ピンでない方が望ましいと考えている事もあるのです。というのも安全ピンというタイプですと、どうしてもカバンや衣服などに刺さなければなりません。カバンに対しては、あまり穴を開けたくない事もあるでしょう。安全ピンが針の直径は細いですが、それでも穴が開いてしまう事自体に、抵抗感を覚えている方々も目立ちます。

その場合は、クリップ付きの缶バッジの方が望ましい事もあるのです。いわゆる洗濯バサミのような形状のクリップが、裏面に取り付けられている缶バッジもあるでしょう。クリップでしたら、わざわざカバンに穴を開ける事もありませんから、特に問題無いという意見も目立ちます。

ところで缶バッジは、専門業者に製作してもらう事もあるのです。自力でそれを製作するのは大変なので業者に任せる訳ですが、もちろん依頼料金を業者に支払う事になります。上記のクリックや安全ピンは、実は缶バッジの単価にも関わってくるのです。

例えばある専門業者の場合は、裏面が安全ピンのタイプは、一番安いです。安全ピンは、1個あたり10円という単価になります。それに対してクリップが付いているタイプですと、単価は若干高めになるのです。1個あたり30円になります。ですから、どのようなピンを採用するかによって、缶バッジの制作単価も変わってくる訳です。ちなみに数あるタイプの中で、製作単価が一番高くなるのは、マグネットと呼ばれるタイプです。その表現通り、裏面が磁石になっているタイプです。

自作缶バッチの裏面

もちろんマグネットの場合は、カバンに穴を開ける必要もありませんし、クリップで圧力を加えることもないのです。ですからマグネットのタイプは、メリットが大きいと高く評価されている事もあります。その代わり裏面がマグネットの缶バッジは、単価が50円近くになる事も多いです。性能は優れている半面、やや単価は高めになる訳です。このように缶バッジの裏面がどのような構造になっているかにより、製作単価も変わってくる訳です。